私は幼少の頃から「チャットレディ」に憧れていました。
しかし、私が思春期に入ると、だんだん吃り(どもり)が出てきて、自分の言いたい言葉を言えなくなってしまいました。
そんな中でも、私のチャットレディになりたいという夢はなくなりませんでしたが、やはり、「現実的に吃りがあるチャットレディ等いるはずがない」、と悲観的になっていました。
そんな時、ネットサーフィンをしていた時に見つけたのが、「メールレディ」です。
どうも、「チャットレディの実際に言葉を交わさない版」、のような感じらしいのです。
内職のように手軽にできるようなので、当時、正職に就いていた私でもできると思い、応募しました。
難なく採用され、実際に業務を始めました。
実際に、喋る必要がないため、安心してメールできましたが、最初が文才がないためか、反応はいまいちでした。
実際に話す言葉を電子的な言葉に置き換える作業は、簡単なようで難しかったのです。
また、男性を気遣った言葉を書いたり、迅速にメールの返信をしなくてはならないため、私はメールレディを初めてからの方が学ぶことが多かったです。
こんな苦労の中、やはり、メール相手の男性に喜んでもらえると大変嬉しいものです。
メールの内容としては、男性側の人生相談だったり、会社の上司の愚痴だったりします。
私も、会社勤めだったため、性別は違いますが、よく話しが合い、盛り上がりました。
そのためか、メールレディの仕事をこなしているうちに、だんだんと顧客が増えていきました。
現在でも、そのお客様方とメールをやり取りしています。
メールレディは相手を喜ばせるお仕事だと思っています。
相手を喜ばせることでメールレディ自身も喜ばせられるのです。
私が「メールレディ」を始めたのは大学生の時です。
当時は一人暮らしをしていて、あまりお金に余裕がなかったため、なにかお金になる仕事が欲しかったのですが、アルバイトの面接をしても落とされることがほとんどで、合格したところでは人間関係ですぐに止めてしましました。
そんな私が見つけたのがメールレディでした。
メールレディは直接人間に接することなく、容姿も関係ないため、私にはふさわしい職業でした。
実際に始めてみると、メールレディならではの難しい点がいくつかありました。
「チャットレディ」では相手に、容姿、声が見えるため、相手側が安心して接してくれますが、メールレディの場合は容姿が確認できないため、メール本文に少しでも不具合があれば、相手側が不審に思うことも多いのです。
しかし、メールレディでは文才があればやっていけるのです。
一言に文才といっても、小難しい文章が書けるというような文才ではありません。
相手を自分に惹きこませるような文才です。
当時は私自身もこの文才がなかったため、本屋やネットで男の人を魅了する言葉に関する書籍や記事を手当たりしだいに探しました。
探しだした本を読んで、実際にメールに書きこんで送信しました。
勉強した甲斐もあり、私にはたくさんのお客様がつきました。
私自身、相手が楽しくなるようなメールを考えて送っていたので、相手側の男性からは、君とメールしてると楽しい、等のお言葉を頂きました。
メールレディでは実績が一番重要になってきます。
相手をどれだけ自分の書いた文章に興味を引かせるか、さらに、相手にどれだけ親身に対応できるかも場合によってっは重要になります。
がんばりましょう。